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本日のお話は、伊丹市の遺品整理のお見積り時に聞かせていただいたお話です。お見積り時に、かわいそうな母のためになんとかしてあげたいと涙声でおっしゃり、ご事情をお話になるご依頼様のお姿に、とても胸が痛みました。亡くなられたのはお母様で、ご依頼様は、ご長男様です。お話によると、お電話でお話になった時は、とても元気に話されていて、年が明け、郵便受けにはお母様から届いた年賀状も。毎年送られてくる、カラフルなデザインのものではなく、無地に年明けのご挨拶文、そして、こう書かれていました。「今年こそ、あなたにとっての夢と希望が叶う年でありますように」仕事の都合上、ご長男様が、帰省できないかもしれない旨を伝えると元気よく、「そんな事気にせずに頑張っていればそれでいい。」とおっしゃり、それでもせめて、一日くらいは顔を出してあげたいと、電話をかけてみても、出てくれないので、車で駆けつけてみて、お母様がお布団の中でお亡くなりになったことを知ったそうです。枕元には、ご長男様から届いた年賀状と、ご長男様のお子様達、お母様にとってはお孫様達とお撮りになったお写真などが置いてあったそうです。お布団の中で、お母様は、どのような想いで、それらを眺めていたのでしょうか。そして、お母様はお体の体調を崩しながらも、ご長男様のご活躍を願い、ご長男様に最後の贈り物をしました。年賀状がご長男様のもとに届けられた頃には、すでにお亡くなりになっていたともお聞きしました。私たちは、遺品整理の作業とお母様が最後まで大切にされた、お写真とご長男の年賀状のお焚き上げ供養のお約束をさせていただき、本日、無事作業を完了いたしました。最後にご長男様から、私たちの遺品整理の作業が、お母様の想いと、ご長男様の想いをつなげる橋渡しになってくれたと非常にありがたいお言葉をいただきました。ご遺品には、故人様のこれまでの生きた証が、様々な形、想いで刻まれています。決して、ご遺品はゴミではないのです。私たちを含め、遺品整理業者は、常にそのことを忘れてはいけません。